6月の参観日終了後、(株)フタガミさんに来ていただいて防災教室を親子で行いました。
「揺れたら逃げましょう」は大前提ですが、逃げられる【安全な環境】を前もって整えておく事が重要です。
「突っ張り棒で家具を固定する」「窓に飛散防止フィルムを貼る」など自分で出来る事がたくさんあります。
【揺れた時に自分の身を守る】ことが家族や周りの人たちを助ける第一歩。
なので、常日頃から「今、自分たちの周りにあるものが、揺れたらどうなるか」を想像することを癖づけておくこと。
今、自分のいる場所では何が危険かを、その場その場でいつも考えて、子ども達に伝えておくこと。
逃げる時に靴を履いていないと、痛かったりケガをしたりするという事で、少し痛さの体験をしました。
子どもさんを抱いて避難すると、自分の体重より重いので大変ですね。
寝室などに靴を用意してあるご家庭もあるかとは思いますが、一番オススメは「マジックテープの靴」で、紐だと引っかかったりして危険になる事もあるようです。
靴と、眼鏡や手袋、両手の使えるヘッドライトなどを一緒に袋に入れておくと安心ですね!
津波は30㎝の高さで大人が流されてしまいます。
津波から逃げるためには「揺れでケガをしない」「揺れで閉じ込められない」ことが大切です。
また、自分たちがいつもやっている「ダンゴムシのポーズ」だけではダメな時もあるという事で体験させてもらいました。
大きな横揺れが起こると、簡単に転がってしまいそうですね・・・。
また「前が見えない」という欠点もありました。
教えていただいた「カエルのポーズ」は、膝を曲げてお尻を低く下げ、両手を少し広げて床について踏ん張る姿勢です。
顔は前を向くことが大切とのことでした。
これで揺れても踏ん張ることが出来て、前も見えるということです。
上から落ちてくるものから頭を守ることも大切だと思いますので、ダンゴムシのポーズ、カエルのポーズの両方を覚えておくといいのかもしれません。
手で頭を守る事が難しい場合は、持っているカバン等を頭の上にして落下物から守りましょう!
最後に「お・は・し・も」を教えていただいて終了でした。
「は」は、走らないといけない時もある。
「し」は、大人は声を出さないといけない時がある。
とも教えてもらいましたね。
いつくるか分からない地震。
自分で備えておけることは、しておくように。
いざという時に「~しておけば良かった」と後悔する事のないように。
みんなで備えていきましょう。
保育園でも想定をいろいろと変え、子どもたちが自分の身を守る行動をとれる様、毎月の避難訓練で丁寧に伝えていきたいと思います。